紫原竜子氏と教え子の挑戦
今回、9月の福岡オトナビ塾で「人生100年時代の生き方~65歳からの起業~ 私がボランティア経験から起業した理由」の講師 紫原竜子氏から紹介していただき、10月19日㈰、公益財団法人「福岡よかトピア国際交流財団」が主催する第23回「外国人による日本語スピーチコンテスト」を取材してきました。

スピーチコンテスト
紫原氏は長年ボランティア活動を続けられてきた方で、大好きで生きがいでもあるボランティア活動を継続するために、Upstage株式会社を起業されています。外国人就労者の企業定着支援や、外国人留学生向けの就職塾講師として活躍される一方、現在も地域の日本語教室などのボランティア活動を精力的に続けておられます。
その教え子の一人であるベトナム出身のエンジニア、ドアン・ニャット・クアンさんが今日のコンテストに参加されていました。結果は見事3位に入賞。先生方の指導のもと努力を重ねた成果が見事に実を結びました。クアンさんの流暢な日本語と誠実なメッセージに、観客の多くが感動の拍手を送っていました。

紫原竜子先生と教え子であるベトナム出身のエンジニア、ドアン・ニャット・クアンさん
シニア世代が支える「学びと挑戦」の場
会場には、福岡市内で学ぶ13名の外国人の皆さんが登壇し、それぞれが日本語で自分の思いや経験をユーモアや力強い言葉で表現しました。出場者は主にアジア各国から来日しており、文化や価値観を超えて互いを理解しようとする姿勢に、会場全体が温かい拍手で包まれました。
また、当日は柴原さんはじめ多くのシニア世代の方々が運営ボランティアや指導者として活躍していました。出場者を支え、発表の成功を共に喜ぶその姿は、まさに「オトナの社会参加」の理想的な形です。
また、7月に実施した福岡オトナビ塾「五福の家」の参加者の方が運営スタッフとして参加されており、福岡オトナビでの学びが地域貢献へとつながる好例ともなりました。
世代と国を超える“つながり”を実感
外国人スピーカーの真摯な努力と、それを支える地域のシニアの皆さんの温かなまなざし。そこには「教える」「支える」だけでなく、互いに学び合い、成長し合う関係が生まれていました。
福岡オトナビとしても、こうした多文化共生や世代間交流の場を、今後の社会参加支援のモデルケースとして引き続き応援していきます。

受賞の様子
取材後記
日本語を学ぶ外国人が自らの言葉で語る勇気と新鮮な視点、そしてその舞台を支える行政・企業・学校・地域の力を改めて感じさせられました。
また、ボランティアを継続したいという気持ちから65歳から起業された紫原氏は何歳になっても誰かの背中を押し、社会に新しい風を吹き込む皆さんを象徴しているようにも感じさせられる時間でした。
9月の福岡オトナビ塾の様子はYoutubeでも配信しております。
youtube 9月度の福岡オトナビ塾
youtube 福岡オトナビ 公式チャンネル
11月度の福岡オトナビ塾(テーマ:人生100年時代の生き方 福岡100プラザから社会参加の実現を!!)、
会場:福岡100プラザ博多(福岡市博多区千代1丁目)が予定されています。
詳細は福岡オトナビポータルサイトにてお知らせしますので、ぜひご確認ください。
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