
「最近、誰かとゆっくり話したのはいつだったかな?」 「地域のために何かしたいけれど、きっかけが見つからない」
そんな想いを抱えるプレシニア・シニア世代の方々に、ぜひ一度訪れていただきたい場所があります。福岡市南区若久、かつて醤油蔵として街の象徴だった場所に誕生した「カフェ五福(ごふく)の家」です。
ここは、単にお茶を飲むだけの場所ではありません。歴史の面影を残しながら、新しい「地域のつながり」が生まれている、温かな交流拠点です。
大正から令和へ。寄贈から始まった「みんなの居場所」

この場所には、江戸時代に創業し約270年の歴史を誇った老舗「五福醤油」がありました。地域に親しまれてきた醤油蔵でしたが、建物の維持が難しくなり、その幕を閉じることになりました。しかし、「この場所を地域の宝として残したい」という所有者の安河内家の想いにより、建物が福岡市社会福祉協議会へ寄贈されたことから、新たな物語が始まりました。
現在は、福岡市社会福祉協議会と、福祉の専門家集団である「福岡福祉向上委員会」が手を取り合い、誰もがフラットに集えるコミュニティカフェとして運営されています。
本格コーヒーが200円。心地よい「おもてなし」の空間
五福の家で楽しめるコーヒーは、一杯ずつ丁寧に提供される本格派。それでいて、価格は200円、スイーツセットでも400円と非常にリーズナブルです。
また、コーヒーに添えられるスイーツや、レジ横に並ぶお菓子にも、五福の家ならではのこだわりがあります。
「美味しい」と感じて購入することが、障がいのある方の自立支援や地元企業の応援につながる。お菓子に込められた「応援」のストーリーには、そんな「優しさの循環」が仕掛けられています。
「お財布を気にせず、散歩のついでに毎日でも立ち寄ってほしい」「ここに来ることが、誰かと出会うきっかけになってほしい」。この200円という価格には、単なる安さではなく、地域の一人ひとりを孤独にさせないための運営側の温かな願いが込められています。
福岡オトナビとの連携——「教わる」から「楽しむ」へ

このカフェは、プレシニア・シニアの社会参加を応援する「福岡オトナビ」の活動拠点としても活用しています。
2025年7月には、福岡オトナビ塾「オトナの社会科見学」が開催されました。いつものセミナー会場を飛び出し、実際に「五福の家」の立ち上げ経緯や運営の裏側を学ぶこの企画には、多くの参加者が集まりました。
これまでにも「スマホ相談会」などが開催されており、専門家からの一方的な講義ではなく、コーヒーを片手にお喋りしながら学ぶスタイルが好評です。ここでは「教える・教わる」という垣根を超えて、共に地域を面白くする「仲間」に出会うことができます。
「何かしたい」その気持ち、五福の家で形にしませんか?
「五福の家」を支えているのは、専門スタッフだけではありません。地域ボランティアの方々や、運営をサポートするメンバーたちが、それぞれのスキルを活かして関わっています。
「現役時代の経験を活かしたい」「話し相手になって誰かを笑顔にしたい」 もしそんな気持ちが少しでもあるなら、まずは一度、客として足を運んでみてください。スタッフや常連さんと会話を交わすうちに、自分にできることが自然と見つかるかもしれません。
270年の歴史が紡いできた安心感と、これからの地域を作るワクワク感が共存する「カフェ五福の家」。
忙しい日常を少し離れ、美味しいコーヒーと共に、新しい自分の「居場所」を探しに行きませんか?
「カフェ五福の家」の様子がわかるinstergramはこちら ⇒ https://www.instagram.com/cafegofuku/
福岡オトナビでは、これからも皆さんの「知りたい」「やってみたい」という意欲を支援し、社会と繋がるきっかけを作るイベントを開催していきます。次回の講座もぜひご期待ください。
福岡オトナビ、福岡100プラザでは日頃の活動をさらにステップアップしたい方を応援しています。
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