福岡オトナビでは、「社会参加」を支援する活動を行っていますが、福岡市には様々な公的サポートで、いきいきとした第2の人生にチャレンジできる取り組みや制度が多数あります。今回のイベントでは「地域で働き活躍する」ためのヒントやきっかけを探して、それぞれのブースにたくさんの方が足を運ばれていました。
前回の記事に続き、ご紹介します。
福岡市社会福祉協議会 ボランティアセンター
アラカン世代も共感!ボランティア活動の「情報発信と嬉しいポイント制度」
「退職後の時間を有意義に使いたい」「社会とのつながりを持ち続けたい」。
そんな思いを持つ方々に向けた活動を行うのが、福岡市社会福祉協議会 ボランティアセンター(以下、センターという)です。
担当の方のお話によると、「退職後、何かしたいと思っても、自分で適切なボランティア活動を探すのは難しい」という声が多いそうです。
そこでセンターでは、個人の希望に合ったボランティア活動を紹介し、登録された方に必要な情報を提供する仕組みを整えています。
また「現在、こういうボランティアを募集しています」と具体的かつ定期的な情報発信をすることで、興味のある方がスムーズに活動を始められます。
センターが行う取り組みの1つに「福岡市介護支援ボランティア事業(福岡市委託事業)」があります。こちらは、65歳以上の人が介護施設等でボランティア活動を行うとポイントが付与され、ポイントを換金や寄付できる仕組みとのこと。
この制度については同センターのブースでも「知らなかった」「興味がある」といった参加者の声と多くの反響があったようです。
「誰かの役に立ちながら、自分自身の生活にもプラスになる」というメリットとともに、社会貢献と自己実現を両立できる魅力的な仕組みで社会参加の輪が拡がっているのだと感じました。
福岡市老人クラブ連合会
シニア世代が「楽しく、健康的に過ごせる場」を提供する
近年、「老人クラブ」では従来の活動に加えて新しい取り組みが増えており、健康維持や交流の促進における活動が注目されています。
それは、定番イベントである旅行や交流会、ウォーキングやグラウンド・ゴルフの開催、またカラオケ、俳句、手芸などのサークル活動に加え、新たな試みとしてモニターによるゲームが導入されているそうです。
今回のアラカンフェスタのブースでは、大きなモニターに向かって、多くの参加者がボウリングゲームを楽しみました。
また、ルールがシンプルで分かりやすく、体力に自信がない方でも楽しめるため、「懐かしい」、「久しぶりにボウリングができて嬉しい」といった声が多く、大いに盛り上がっていました。
また、モニターによるゲームの導入は、単なる娯楽としてだけでなく、高齢者を対象とした全国規模のスポーツ・文化の祭典等で開催されております。
これらのゲームは、「ただの娯楽ではなく、目標を持って取り組める活動」として、高齢者の老人クラブ活動への参加意欲を高めるきっかけにもなっているとのこと。
また現在、老人クラブではさらなる会員増加を目指し、アラカン世代(60歳前後)に向けた積極的なPRを行うとともに、地域の公民館や区役所などでのイベント開催を推進し、「少しでも多くの方に、楽しく健康的に過ごしてほしい」という想いのもと、新しい試みを次々と取り入れながら、シニア世代が活躍できる場を提供してることに感銘を受けました。
あすみん(福岡市NPO・ボランティア交流センター)
「はじめの一歩」をサポートするボランティア活動と交流支援
「ボランティアをやってみたいけれど、何から始めればいいかわからない」。そんな人に対し福岡市の市民活動サポートセンター「あすみん」では、初めてのボランティアに最適な「ハジメのイッポ」というプログラムを提供し、多くの人が社会貢献を始めるきっかけを創出しています。
ボランティアに興味があっても、「自分にできることはあるのか」「どんな活動があるのか分からない」という不安を抱える人は少なくありません。
そこで、あすみんでは初心者が気軽にボランティア活動を体験できる場を提供しているので、「まずは1回参加してみて、続けるかどうかを決められるのが魅力!」と、多くの参加者から好評を得ています。
また、特に人気のあるボランティア活動として、以下のようなものがあります
・子ども食堂支援:調理・配膳などのサポート
・花植え活動:公園や街中の美化活動
・炊き出し支援:ホームレス支援の炊き出し活動(夜間の時間帯で参加しやすい)
炊き出し活動は、福岡市内の教会などで定期的に行われており、「仕事が終わった後でも参加しやすい」と働く人々にも人気です。
そしてさらに、あすみんでは新しく何かを始めたいとき、2人以上のチームで団体登録をすることで、お部屋が使えたり、助成金や団体運営の相談に応える支援サポートも行っています。
一緒に活動してくれるボランティアとのマッチングも可能ですし、企業や団体が、ボランティア活動を企画する際の支援も行っています。
・一日限りのボランティア参加もOK
・団体や地域活動と連携し、社会貢献ができる
・企業のCSR活動の一環としても活用できる
「もっと多くのボランティア活動を増やしたい」という想いから、新しい活動の提案も随時募集しているとのこと。チャレンジしたい人への支援と仕組みが整っていると感じました。