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  • 福岡オトナビ塾

2025年5月19日

【リポート】令和7年3月度 福岡オトナビ塾「いまから始める退職後!セカンドキャリアの人生設計」 開催しました

3月に開催された福岡オトナビ塾は、「いまから始める 退職後! セカンドキャリアの人生設計」をテーマに、中高年世代の新たな人生の一歩を後押しする実践的な講座が行われました。

今回の会場は福岡市早良区の西南学院大学内にある西南コミュニティーセンターでした。
学校内ということもあり、とても静かで学びには最適の場所ですね。

会場には50代〜70代を中心とした参加者が集まり、コーチングの専門家・土井本氏によるセミナーとワークショップを通して、退職後の人生をより豊かに過ごすためのヒントを得る時間となりました。

イベントはまず、福岡オトナビの事務局によるオリエンテーションからスタート。
「定年後、どう生きるか?」という問いを軸に、資料の解説や福岡市が行うキャリア形成支援について紹介。
また、プロアスリートの事例を交えながら、人生後半にもマインドセットが重要であることが語られました。

「ゴールデンエイジを自分らしく生きる」では、退職後に得られる自由と、失われがちな役割や人間関係の両面について触れながら、これからの人生で考慮すべき7つの要素を提示。資金計画や健康維持、社会とのつながり、心の充実など、バランスのとれたライフ設計の重要性が語られました。

そしていよいよセミナーがスタート。
参加された皆様は数名毎にいくつかのグループに分かれて、それぞれでセッションを行います。
自己紹介の時間では、参加者それぞれが「今の気持ち」をジェスチャーも交えて表現。
和やかな雰囲気の中で、一体感が自然と生まれていきました。

前半のワークショップ「過去を振り返る」では、「ライフエリアシート」を使って、自身のこれまでの経験・関心・得意分野を言語化。参加者は、自分の歩んできた道が唯一無二の“資産”であることに気づき、あらためて自信を深めていきました。

後半のワークショップ「未来を描く」では、「ライフキャリアシート」を用いて、8つの観点から将来のイメージを具体化。1年後、3年後、10年後の自分を思い描いたあと、すぐにでもできる“小さな一歩”を設定。これにより、理想を描くだけでなく、行動に移すための実践的な意識が育まれました。

クロージングでは、参加者同士が自身の未来ビジョンを共有し合い、「こんなことをしてみたい」「こんな仲間が欲しい」といった想いを交わしながら、お互いを励まし合う場となりました。

この一日を通して、多くの方が「自分らしいセカンドキャリア」への道筋を見つけるきっかけを手にしたようです。「退職後も、人生の主役は自分自身」。そんな気づきを与えてくれる充実した講座でした。

今後もオトナビ塾では、実践的かつ心に響くテーマで、シニア世代の社会参加や自己実現を後押ししていく予定です。

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